福島でしたい（１）水族館の裏側と寿司

「ふくしまに行ったら、何ができるの？」
という疑問に答える動画「福島でしたい15のこと（仮）」を現在制作中です！

「甲冑を着て馬に乗る」「水族館の裏側を見る」など、福島で実際にできる貴重な体験の数々。
我々ふくしま動画部は、その中から「15のこと」をピックアップしました！
今回、その中でも福島県いわき市「アクアマリンふくしま」でできる２つを、動画に先立って特別公開しちゃいます。

いわき市アクアマリンふくしま

「踊ってみた」シリーズでお世話になったアクアマリンふくしまで、こんなことができちゃいます。

魚の形をしたユニークな水族館、アクアマリンふくしま

水族館でお寿司を食べる

水族館を見ていて「美味しそう」と思ってしまうのは日本人ならあるあるだと思いますが、アクアマリンふくしまでは
なんと実際に水族館で魚を見ながら寿司を食べられるんです。

こちらが、異例の水族館内寿司処「潮目の海」。

大水槽前にある寿司処「潮目の海」

カウンターの正面には、アクアマリンふくしまの目玉、潮目の大水槽があります。

目で楽しみ　舌で楽しむ　おさかなさん

この水族館のお寿司屋さんは、単なる客寄せや酔狂で開店したわけではありません。
館長のメッセージを引用

寿司処「潮目の海」、Happy Oceans 開店
水族館の水槽の前に寿司屋を開店することは私の念願だった。それは、寿司を通して魚食文化のありかたについて、強いメッセージをおくることができるからだ。
（中略）
持続可能な、科学的に管理された資源利用こそ海洋のワイルドミートクライシスを解決するかぎである。

（※ワイルドミートクライシス･･･野生動物資源の危機的状況）

このお寿司屋さんでは、使用する寿司ネタは資源量が比較的豊富とされる魚種のみを日替わりで仕入れています。ウナギやクロマグロなどが乱獲により資源量低下、ひいては絶滅危惧が叫ばれている今、考えていきたいテーマを、寿司を通じて発信しているんですね。
こうした環境活動に対する意識の高さが、アクアマリンふくしまが口コミ満足度　全国2位の理由の一因かもしれません。

さて、肝心のお味は・・・動画をお楽しみに(￣∇￣)

寿司処「潮目の海」Happy Oceans
◇営業時間
　11:00～15:00　※食材がなくなった場合は、早めに閉店することがあります。
◇価格
6貫セット　1,030円（税込み）
限定にぎり　8貫セット　1,620円（税込み・一日5食限定）
お子様寿司　寿司3貫・お菓子、ジュース付き　540円（税込み）

※公式ページより。変更の可能性があります。

水族館の裏側を見る

続いて、同じくアクアマリンふくしまでできる体験２つめ、バックヤードツアーの紹介です。

ボランティアさんによる案内のもと、裏側を冒険！

随時開催、参加費無料、予約不要。館内受付で申し込むだけで、約30分の裏側めぐりツアーに参加できます。
そしてその内容は、めちゃくちゃ濃いです。

我々動画部が参加した際は、わずか30分あまりで
・水槽の裏側見学
・クラゲの生態
・魚や海獣のエサについて
・濾過槽の構造の違い
・搬入路や搬入用エレベーターの紹介
・館の研究実績の紹介
etc etc…
見ているだけでも面白いですが、惜しげもなくマニアックな話が聞けるので、分かれば分かるほど楽しめるかと思います。

熱交換機の説明中　相当ディープです

アザラシの剥製や鮫皮、水槽のアクリルガラス等を、さわって体験できる

左下が水槽の断面とFRP（繊維強化プラスチック）製の岩壁、他にも貴重なものがごろごろしています

バックヤードツアー
◇受付時間
　9:30〜15:30
◇定員
　10名程度
◇所要時間
　約30分
◇参加費
　無料

※変更の可能性があります。

まとめ＆アクセス

福島でしたい15のこと（仮）、いわき市アクアマリンふくしま編の紹介でした。
ただいま他の場所でできる体験も撮影を進めていますので、動画の公開にご期待ください。

さて、アクアマリンふくしまは大人も子どもも楽しめる、奥が深い水族館でした。
見る、食べる、さわる、知る　と多種多様な展示に加え、各種イベントも開催されています。
来館したなら、さまざまな生物を見るのはもちろんのこと、寿司を食べて、バックヤードツアーに参加してみては？

アクアマリンふくしま
◇アクセス
福島県いわき市小名浜字辰巳町５０
◇入館料
一般：1,800円　小～高校生：900円

（※2016/03/07訂正しました）

◇営業時間
9:00～17:30
◇ホームページ
http://www.marine.fks.ed.jp/index.html