明けましておめでとうございます。
2016年初の更新は、福島を代表する郷土玩具「赤べこ」の絵付け体験のレポート記事です。尖ったところが一切ないフォルム、のんびりとした表情、ゆれる首。
全く古さを感じさせない完成されたデザインの「赤べこ」。
福島県民ならずとも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
知名度もさることながら、
「福島県民なら誰でも一度は赤べこに夢中になる時期がある」
と言われるほど福島の人々にとって重要な存在です。
(なお、情報ソースはわたしの叔母ですので、異論は叔母までお願いします)
また、世界初?の郷土玩具ムービー「スナックこけし(↓動画)」を制作した我々ふくしま動画部としても、この絵付け体験、軽率な気持ちで取り組むわけにはいきません。
ここはひとつ「本気で」絵付けをしたいと思います。
やって来ました、会津柳津
赤べこは、会津柳津の歴史あるお寺「福満虚空藏菩薩圓藏寺」の伝説が発祥の郷土玩具です。その圓藏寺から徒歩10分で行ける「道の駅 会津柳津(観光物産館 清柳苑)」
こちらで、赤べこの絵付け体験ができます!
受付で赤べこ絵付けをお願いして、奥の囲炉裏スペースで早速絵付けをスタートします。
いざ絵付け
ふくしま動画部、yujiとO田の2名、絵付け開始です。せっかく自分で絵付けするのだから、
自分だけのオリジナリティあふれる赤べこにしていきましょう。
・・・
ものすごい地味な絵面ですが、上から下までで1時間くらい経過しています。
ふたりとも思ったよりも集中していたため、たまにぼそっと会話するくらいで、
黙々と筆を動かしていきます。
ふたりとも事前にイメージを用意していたのですが、
曲線的なボディに絵の具を塗るのがなかなか難しくて集中力が試されます。
これが、すごく楽しいです。
大人になってから絵筆を握ることはあまりないと思いますが、
これを機に絵の具を買おうかと思えるほど熱中してしまいました。
完成!!
できあがったのがこちらです。赤べこらしさを尊重しつつ、季節感を取り入れてスッキリと仕上げた赤べこです。
クリスマスカラーになっており、赤べこのカラーリングを上手く活かした好例といえるでしょう。
また、どこかトボケた表情は万人に愛される雰囲気を作っており、製作者の人柄がかいま見えます。
こちらは、ネイティブアメリカンをモチーフとしている赤べこ。
「描きこめるスペースがあるならとにかく埋めてやろう」という心境が伺える意欲作です。
もっと彩りが欲しいですが、外国のデザインを福島の郷土玩具に取り入れた自由さが評価ポイント。そしてあまり関係ないんですが、
帰りに食べた会津名物のソースカツ丼と喜多方ラーメンがおいしすぎたので、
脈絡なく貼ってみました。
食べたい方、会津柳津へどうぞ。
まとめ&アクセス
旅行の際は観光以外にも、こんな体験をしてみると後々思い出に残りますよ!
ちなみにわたしは、自分で作ったべこをリビングに飾りました。
事前予約なしで体験できるので、道の駅でお土産を買うついでに絵付けができます。
(※10人以上は要事前予約)
あなたも、ぜひ旅の思い出にオリジナルべこを作ってみてはいかがでしょう。
道の駅会津柳津 観光物産館清柳苑
◇アクセス
福島県河沼郡 柳津町大字柳津字下平乙179
◇体験料
(赤べこ大)1,030円 (赤べこ小)720円
(※今回体験したのは大サイズ)
◇時間
9:00 ~ 17:00 年中無休
(※体験受付は16:00まで)
◇申込可能人数
1名~60名
(※参加条件:5歳以上)
(※10名以上の場合は前日までの予約が必要です)
◇所要時間
0.5~1時間
◇お問い合わせ
道の駅会津柳津 観光物産館清柳苑
0241-42-2324
◇ホームページ
http://yanaizu-kousya.info/seiryu.shtml
「福島の伝統的マスコット・赤べこを本気で絵付けする」への2件のフィードバック
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