介護支援ロボットを着て、未来を一足先に体験する

福島県が「ロボット産業革命の地ふくしま」を目指し、
ロボット産業の推進をしていることをご存知でしょうか。

災害対応、医療、介護などさまざまな分野でのロボット関連産業の誘致や推進などを行っており、
現在さまざまな展開が行われています。
(参考:福島県産業創出課

昨年11月に郡山で行われたロボットの祭典 ロボットフェスタふくしま
昨年11月に郡山で行われたロボットの祭典 ロボットフェスタふくしま

福島随一の商業都市、郡山市にあるふくしま医療機器産業推進機構さんで、
福島が「ロボットバレー」になる新しい未来を一足先に体験することができるということで
早速、体験に行ってきました!

それがこちら
「医療・介護ロボット体験スペース レトロ 〜Life&Health Together Robot〜」さん。

郡山駅から徒歩圏内で気軽に立ち寄れます
郡山駅から徒歩圏内で気軽に立ち寄れます

レトロでは、介護従事者向けのロボットスーツを、
誰でも実際に着用し体験することができます
2016年1月現在展示されている3つのロボットスーツのうち2つを
装着し試してみたレポートをお送りします!

3タイプのロボットを展示、うち2つは装着体験ができます
3タイプのロボットを展示、うち2つは装着体験ができます

生体電位信号を読み取る!HAL®

CYBERDYNE株式会社さんの「HAL®介護支援用」
CYBERDYNE株式会社さんの「HAL®介護支援用腰タイプ」

ロボットスーツHAL®は医療分野での治療や、福祉分野での歩行動作支援、工場での重作業支援、
災害現場でのレスキュー活動支援などの応用が期待されている、最先端の装着型ロボットです。
(※CYBERDYNE株式会社 HAL®についてより)
今回体験するのは腰に装着するタイプ。介護従事者の腰に装着して、
移乗介助(高齢者をベッドから車いすへ移す動作など)の動きなどをサポートします。

その特徴は、脳から筋肉に伝わる生体電位信号を読み取って自動でアシストしてくれること。
考えるだけで動いてくれる、まさに夢のロボット技術がこうして実用されていることに驚きました。

体験したのは、ふくしま動画部のO田です。
背中に電位を読み取るセンサーを貼って、いざスタート!

O田の腰に装着。青く光るボタンがかっこいいです!
O田の腰に装着。青く光るボタンがかっこいいです!

重さは2.9kgと軽量。
ものを持ち上げるとき足を支え、腰を引っ張り上げる動きをアシストします。

まずはHAL®に筋肉の基準パターンを学習させるためにおじぎを3回
まずはHAL®に筋肉の基準パターンを学習させるためにおじぎを3回
腿を押さえると同時に、背中をぐっと引っ張ってくれるような感覚
腿を押さえると同時に、背中をぐっと引っ張ってくれるような感覚

腰の負担が軽減されるHAL®介護支援用(腰タイプ)。
長時間つけていられる軽さ、簡単な操作、スタイリッシュさなど実用を重視している印象です。
実際に体験したO田いわく「持ち上げるって意外と足の筋肉を使うんですね。立ってるのが楽です」

・・・となんだか通販番組みたいになってしまいましたが、
なかなか言葉で説明するのが難しいので、体験するのが吉だと思います。

もう一台は「HAL®福祉用下肢タイプ」、こちらは患者さん自身の脚での歩行や立ち座りのトレーニングをアシストします
もう一台は「HAL®福祉用下肢タイプ」、こちらは患者さん自身の脚での歩行や立ち座りのトレーニングをアシストします

圧縮空気で動く!マッスルスーツ®

同じく背中に装着するタイプのロボット、株式会社イノフィスさんの「腰補助マッスルスーツ®」。
移乗などの介護支援、荷の上げ下ろしなどの作業支援に使うウェアラブルロボットです。
人工筋肉」「外骨格型の装着型動作補助装置」という説明の時点でワクワクせざるを得ません。
いざ体験です。

わたくしyujiが体験
わたくしyujiが体験

ご覧のとおり、口にチューブをくわえて息で動作させます。
チューブを吸うことで人口筋肉に空気が注入され収縮、背中を引っ張りあげます。
逆に吐くことで解除され、元に戻ります。
腿を押さえて支えてくれているので、安定もバッチリ。
リュックのように背負うため密着感が強く、誰かに背中を引っ張ってもらっている感覚です。

受付の鈴木さんにご協力いただき移乗を体験
受付の鈴木さんにご協力いただき移乗を体験

この「ものを持ち上げるときに背中を引っ張ってもらう」というのは、
今までにない身体感覚です。
手伝ってもらうときは一緒に持ってもらうのが普通ですよね。
しかし、重い荷物をずっと持っていたり、
あるいは何度も上げ下ろしするのが格段に楽になるのがよくわかりました。

そして個人的には、作動させるたびに鳴る空気圧の「プシュー」という音が
メカ感があってとてもいいと思いました(笑)

まとめ

HAL®の「生体電位信号を読んで動く」や
マッスルスーツの「空気圧で収縮する人工筋肉」など、
SFに登場するような技術を実際に体感できる、貴重な経験でした。

高齢化社会が進むいま、ロボットが介護を変える未来が期待されます。
これらのロボットはいま、現場での効果検証が行われており、医療・介護・運輸業・空港などで使われているそうです。
県内では福島県から「介護支援ロボット導入モデル事業」を受託したふくしま医療機器産業推進機構さんが、高齢者介護施設への無償貸与と効果等の検証を行っています。

とはいえ、そうした事業者さん限定ではなく、誰でも気軽に体験ができるのがレトロの素晴らしいところ。
「ふらっと立ち寄って体験する方がたくさんいらっしゃいます」だそうですので、
近くを通りがかったときにふらっと試してみてはいかがでしょうか。

医療・介護ロボット体験スペース レトロ
◇アクセス
福島県郡山市中町3番5号 新城ビル2F
◇お問い合わせ先
一般財団法人 ふくしま医療機器産業推進機構
TEL:024954-4011(代表)
◇ホームページ
http://www.fmdipa.jp/

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