ダム探訪2−内部見学 後編−

お待たせしました、摺上川ダムの内部見学レポート 後編です!

前編で紹介した監査廊は事前申込によって見学が可能な場合もあるのですが、今回紹介するところは、一般見学不可の場所です。というのも、危険な場所があったり、詳細な映像を出すと安全管理上問題があるところが含まれていたりする為だそうです。

利水・緊急放流バルブ(主バルブ)
利水・緊急放流バルブ(副ゲート)
利水・緊急放流バルブを制御する油圧シリンダーのそばを通り、厳重な扉をくぐって放水路へ。
これの
これの
この部分。
この部分に潜入。
真っ暗な水路にハシゴで降りる体験にドキドキ
真っ暗な水路にハシゴで降りる体験にドキドキ
大質量の水が流れ込む場所を歩く
大質量の水が流れ込む場所を歩く

水力発電や灌漑用水を送るための放水路で、流量調整用に日本で初めてジェットフローゲートを採用しています。

ジェットフローゲートとは…通常の放流ゲートは大放流と小放流の2門のゲートが設けられているのに対し、門の形を切り欠き型にすることで1門で水量調節を可能にしたゲートで、摺上川ダムの「改良型ジェットフローゲート」は国内外初の試みです。

インフォメーションセンターにあった水門の模型 最初の写真と同じ形
インフォメーションセンターにあったJFゲートの模型 ↑の写真と同じ形
ジェットフローゲートの水門 下部が円弧状に欠けていて水量調整が可能
ジェットフローゲートの現物 下部が円弧状に欠けていて水量調整が可能

摺上川ダムは取水塔のパイプが2系統あり、比較的深い所から飲料に適した冷たい水を送る生活用水用と、表層付近の温かい水を送る灌漑用水(農業)用をそれぞれ別に取水しています。また、灌漑用は高い位置から水を送るため、水力発電と同系統に流れる仕組みになっています(選択取水設備)。
ダムはこうした緻密かつ合理的な設計がなされていて、一見しただけでは分からない数多くの工夫が存在しています。ただ見学するだけでなく、こうして実際に見て職員の方から話を聞くと、より理解が深まるでしょう。

そして、これはとっておきの情報ですが、ダム事業所は情報発信に積極的なので、見学のお願いは歓迎される傾向があります(見学可のダムの場合)。また、見学会を定期開催している所もあります。
もちろん、外から眺めるダムも素晴らしいのですが、機会があればぜひ、内部見学のお願いをしてみてください。

おまけ 放流口にいたカエル
おまけ 放流口にいたカエル

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